

著:亀井千歩子
出版:東京書籍株式会社
判型・頁数:四六判、237ページ
発売日:1979年4月2日
■紹介(カバー袖より)
塩分をとらないと人のからだはもたないという。
原始の人たちも塩作りに苦労している。
その塩で、もろもろの穢れを浄めて心の平穏をたもとうとした日本人の精神史をたどろうとした書である。
以前の塩には、塩としての本来の味があった。
現在のわたしたちは、それを無意識に使っている。
この本は、わたしたちの日常性を塩という一つのものを通して問いかけた好著といえる。
(瀬川清子 民俗学者)