

著:鈴木 弘輝
出版:NTT出版
判型・頁数:四六判、 224ページ
発売日:2013年7月11日
状態:B
■紹介(版元ドットコムより)
人は「新しい自立やつながり」を探ることはできるのか? 膨大な情報を受け取ることで、ただそれを無感情に受け流すだけになっていないだろうか?
「情報社会化」を否定するのではなく、その可能性が十全に開花するような変化とともに「新しい自立とつながり」のあり方について、スピリチュアリティ(宗教現象ではなく、現象学派心理学としての意)をひとつの柱にして考える。
■目次
まえがき
序章 「現代社会論」との比較
第1章 コミュニケーションの喜びを求める動き
1 「コミュニケーション論」という授業
2 「分人論」における喜びのあり方
3 「演劇論」における喜びのあり方
4 スピリチュアリティおける喜びのあり方
第2章 コミュニケーションの喜びを抑圧する社会
1 大きな「社会的文脈」としてのグローバリゼーション
2 現代の職場で行われているコミュニケーション
3 現代の日本における「つながり」の現状
4 「日本版ポストモダン・コミュニティ」の出現
第3章 「新しい公私関係」の可能性
1 「日本版公的領域」と「日本版私的領域」への批判
2 「演劇論」と新しいコミュニケーション
3 「スピリチュアリティ」と新しいコミュニケーション
4 「新しい自立とつながり」の探求
補章 スピリチュアリティの学問的位置づけ
参考文献
あとがき
■著者プロフィール
鈴木 弘輝 (スズキ ヒロキ) (著/文)
1970年生まれ。現代位相研究所所長。都留文科大学非常勤講師。著書に、『憲法教育と社会理論』(勁草書房)、『生きる希望を忘れた若者たち』(講談社現代新書)などがある。