

著:ヨハイ・ベンクラー
訳:山形浩生
出版:NTT出版
判型・頁数:四六判、276ページ
発売日:2013年3月8日
状態:B
■紹介(出版社サイトより)
私たちの社会は二つのまちがった想定にとらわれてきた――インターネットの社会科学的研究の第一人者が、人間は根本的に他人に共感し、協力的に行動する感情をもっていることを示し、「協力」に基づくよりよい社会の制度設計を提案する。
■目次
第1章 ペンギンvsリヴァイアサン
第2章 自然vs文化――人間協力の進化
第3章 頑固な子供、ニューヨークのドアマン、伝染する肥満――協力への心理的、社会的影響
第4章 私/あなた、我々/やつら――人間の協力における共感と集団アイデンティティ
第5章 じっくり話し合おうじゃないか
第6章 等しく半分ずつに――協力における公平性
第7章 正しいことは正しい、少なくとも規範的ではある――協力における道徳と規範
第8章 愛のためか金のためか――報酬、処罰、動機づけ
第9章 協力というビジネス
第10章 ペンギンの育て方
訳者解説
■著者プロフィール
【著者】
ヨハイ・ベンクラー
1964年イスラエル生まれ。法学者。ハーバード大学ロースクール教授・インターネット社会バークマンセンター共同所長。インターネットの社会科学的研究の世界的第一人者。
他の著書にThe Wealth of Networks: How social production transforms markets and freedom (Yale University Press 2006)がある。
【訳者】
山形浩生(やまがた・ひろお)
1964年生まれ。評論家・翻訳家。
著書に『教養としてのコンピュータ』(アスキー新書)、『新教養主義宣言』(河出文庫)、『訳者解説』(バジリコ)などが、訳書に『アニマルスピリット』(東洋経済新報社)、『戦争の経済学』(バジリコ)、『自由は進化する』『誘惑される意志』『〈反〉知的独占』(以上、NTT出版)などがある。