

著:デイヴィッド・ミッチェル
訳:中川 千帆
出版:河出書房新社
判型・頁数:46変形、 370ページ
発売日:2013年01月23日
■紹介
古人が遺した技術を調査に赴く文明の守り手。
レストランから逃亡し革命に身を投じるファブリカント。
施設からの脱出を模索する老編集者。
殺し屋に追われながら取材を続ける女性ジャーナリスト。
究極の旋律を探る若き音楽家。
交易船の上で次第に衰弱してく公証人。
強者が弱者を貪る世界の果てには何が見えるのか。雲が空を横切るように、魂は時代を横切る。人間と世界の歴史を映しだし、クラウド・アトラス(雲の世界地図)はついにその円環を閉じる。21世紀世界文学の金字塔たる六重構造の物語がついにその全貌をあらわす。
■著者プロフィール
デイヴィッド・ミッチェル (ミッチェル,デイヴィッド)
1969年イギリス生まれ。英語圏で最も注目されている作家の一人。本作のほか、おもな長篇に『ナンバー9ドリーム』『ブラック・スワン・グリーン』『ヤコブ・デ・ゾートの千の秋』など。
中川 千帆 (ナカガワ チホ)
1972年生まれ。奈良女子大学研究院人文科学系准教授。訳書に、アーヴィング『未亡人の一年』(共訳)など。