
著:軸原ヨウスケ、中村裕太
出版:誠光社
※本書は新刊のため定価です
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"カウンターカルチャーとして現れた民藝が、新しい1つの権威になってはいないだろうか。そんな疑念が「アウト・オブ・民藝」企画の根源にある。"
2018年、誠光社にて全五回にわたるトークと資料の展示を1冊の本としてまとめた本書は、民藝の枠から外れてしまった「アウト・オブ・民藝」を過去に遡り、事物を整理しながら探っていく。
アウト・オブ、というよりアウターリムを浮き彫りにするイメージに近いだろうか。
絵・写真、相関図、年表などの補足資料も眺めるだけで面白い。特に、帯に折り畳まれた相関図は気づきにくいので捨てないように。